
■臨海プラントや水産業において、ムラサキイガイやアカフジツボなど付着生物による被害を未然に防止するためには、これらの生物の繁殖状況を把握しておくことが非常に重要と考えられます。
幼生の出現状況を把握し、その出現ピーク時期には防汚薬品(塩素や過酸化水素)注入や洗浄を集中させ、消失期間は対策を低減させる等、メリハリの利いた対策によって、エネルギーを安定供給しながら、かつ薬品コストと環境影響を低減することが可能になります。
ところが、幼生の段階では、どの種類も形が大変よく似ていて、専門家以外には、種類を見分けることが非常に困難でした。
■特異的モノクローナル抗体を用いた染色によって、その幼生がムラサキイガイやアカフジツボなど被害の原因になる種類の仔なのか?、それ以外の種類の仔なのか?が、誰でも見分けられるようになりました♪♪
■ホルマリンやアルコール固定サンプルでも適用可能です。
■ご注文方法: ※試薬検索データベース(試薬.com)にて、イガイ または フジツボ とご入力し、製品をご確認の上、ご発注下さい。 また、抗体検索データベースにアクセスされた場合は、製造/販売元コードの欄に、SM021、またはSM022、SM011とご入力し、ご確認の上、ご発注下さい。
■現在、各種水生生物に対するモノクローナル抗体のライブラリ化を進めています。下記製品の技術的な面や現存ライブラリに関しましては、当社セシルリサーチまで、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。よろしくお願いいたします。
■セシルリサーチ 製品コード:SM021 ■品名:抗ムラサキイガイ ぺディベリジャー幼生 マウスモノクローナル抗体(IgG3) ■規格:免疫化学用、ハイブリドーマ培養上清、 ■容量:1ml ■タイプ:マウスモノクローナル抗体IgG3 ■保存条件:融解後、小分けにして凍結保存(-80℃または-20℃保存)、凍結融解も数回以内まで使用可能。4℃冷蔵下でも1~2ヶ月間程度有効。 ■有効期限:1年、 ■防腐剤添加の有無:無、 ■運搬条件:冷蔵または冷凍 ■特異性: 1)ムラサキイガイのぺディベリジャー幼生及びD型幼生(面盤組織及び粗抽出液)に強く反応し、 他種幼生・プランクトンに反応しない(現在までの検討範囲、下図ご参照)。
■セシルリサーチ 製品コード:SM022 ■品名:抗ムラサキイガイ ぺディベリジャー幼生 マウスモノクローナル抗体(IgM) ■規格:免疫化学用、ハイブリドーマ培養上清、 ■容量:1ml ■タイプ:マウスモノクローナル抗体IgM ■保存条件:融解後、小分けにして凍結保存(-80℃または-20℃保存)、凍結融解も数回以内まで使用可能。4℃冷蔵下でも1~2ヶ月間程度有効。 ■有効期限:1年、 ■防腐剤添加の有無:無、 ■運搬条件:冷蔵または冷凍 ■特異性: 1)イガイ類及びカキ幼生(面盤組織及び粗抽出液)に強く反応し、非付着性の二枚貝類幼生及び 他種プランクトンに反応しない(現在までの検討範囲、下図ご参照)。
■セシルリサーチ 製品コード:SM011 ■品名:抗アカフジツボキプリス幼生 マウスモノクローナル抗体(IgG3) ■規格:免疫化学用、ハイブリドーマ培養上清、 ■容量:1ml ■タイプ:マウスモノクローナル抗体IgG3 ■保存条件:融解後、小分けにして凍結保存(-80℃または-20℃保存)。 本製品の場合、凍結融解の繰り返しは、お避け下さい(厳禁)。 ■有効期限:1年、 ■防腐剤添加の有無:無、 ■運搬条件:冷凍 ■特異性: 1)アカフジツボキプリス幼生に強く反応、ノープリウス幼生にやや反応する。 2)他種フジツボ類キプリス幼生にわずかに反応し(希釈により無反応)、その他の幼生・プランクトンに反応しない(現在までの検討範囲、下図ご参照)。
■下図:抗ムラサキイガイペディベリジャー マウスモノクローナル抗体群のELISA試験結果 抗原:各種幼生・プランクトン粗抽出液(総蛋白量5μg/well) ムラサキイガイぺディベリジャー幼生の粗抽出液に特異的に強く反応(黄色発色)しています。 SM022抗体は、マガキぺディベリジャー幼生にも強く反応しています。

■下図:SM021抗体を用いた各種二枚貝類幼生の免疫染色(間接酵素抗体法) A)ムラサキイガイ幼生、B)ムラサキイガイ幼生(対照区、抗体無し)、C)アサリ幼生、D)バカガイ幼生 ムラサキイガイ幼生のみ面盤組織が濃黒紫色に発色しており、簡単に識別することが可能です♪

■下図:赤色蛍光標識SM021, 緑色蛍光標識SM022抗体を用いた ムラサキイガイ幼生の2重染色(直接蛍光法) SM021抗体は幼生の面盤表面組織を強く認識し、SM022抗体は幼生の面盤基部組織と足基部組織(特に足基部)を認識することが判明しました♪♪

■下図:抗アカフジツボキプリス マウスモノクローナル抗体群のELISA試験結果 抗原:各種幼生・プランクトン粗抽出液(総蛋白量5μg/well) アカフジツボキプリス幼生の粗抽出液に特異的に強く反応(黄色発色)しています。
■下図:SM011抗体を用いた各種幼生の免疫染色(間接酵素抗体法) A)アカフジツボ及び他種フジツボのキプリス幼生、B)アカフジツボのノープリウス5期幼生、C)ムラサキイガイ幼生、D)コペポーダ類 A)では、アカフジツボキプリス幼生のみ胸肢基部組織が濃黒紫色に強発色(丸で囲んだ黄色矢印)しており、他種フジツボ類キプリス幼生には反応していません。 B)では、アカフジツボノープリウス幼生の前側角基部(丸で囲んだ部分)がやや反応しています。 すなわち、発生段階で抗原分布が変化することが判明しました♪ また、他種幼生・プランクトンには全く反応していません。
以上のように、アカフジツボ幼生のみ簡単に識別することが可能になりました♪♪

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